初の百名山へ。

ゆとり

2015年11月03日 00:40

本日、辞令をもって転勤がないことが確定したゆとりですこんばんは。

これでまだしばらくは仙台に住んでいられる(≧▽≦)

来年からMIUも小学生なので単身赴任はしたくないですからねー。



さて、10月21日に初の日本百名山である磐梯山に登ってきました!!

今回の山行が最高だったので、そのテンションに伴い写真多め、長文です、すみません。



お時間のある方は是非お付き合いください。



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20日の夜に今回一緒に登ってもらうヒロスさんと合流。

温泉で汗を流してコンビニで買出しをして桧原湖畔の駐車場へ。


事前にヒロスさんが車中泊OKかどうか確認していてくれていたのでここで

車の中で盛り上がっていると仕事でテンションがダダ下がる電話が(~~;)

ヒロスさんに気を使わせてしまったようで申し訳なかったです。。。




10時には寝ましょうといいながら就寝したのが11時過ぎ。


起床は5時。


桧原湖は霧に煙っていました。





今回選んだのは裏磐梯登山口。

磐梯山きっての難所を通るコースで健脚向きのコース。


登山経験1.5回のぺーぺーが選ぶコースじゃないのかも知れませんが、

それでも見たい景色があったのでこのコースを選択しました。

コースタイムは登りがおよそ3時間、下りは2時間半。



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裏磐梯スキー場を出発したのが6:15。

まずはスキー場のゲレンデを登って行きます。



先が見えるので簡単に思えてなかなか厳しい。

ペース配分を間違えてここで一気に疲れてしまいました。


ゲレンデを登りきって振り返ると桧原湖が見えて




少し元気を貰いつつ、先へと進みます。




まずは林道。







ダケカンバの脱皮?が随所で見られました。



木の間から見える山頂はまだまだ遠いです。




4合目の弘法清水まであと2km。

ちなみに普通の山は山頂が10合目ですが、磐梯山は山頂が5合目。

諸説ありますが、富士山の約半分の高さなので富士山に敬意を払い

10合目ではなく5合目と言うそうです←受け売り。





突如道が開けて現れたのは火口原。






噴火の跡なので植物は少なめだけど、荒廃した平地に揺れるススキが綺麗。


さらに進むとダケカンバの樹林が。




足元を見ると落ち葉の絨毯。





ふかふかの足元を登りきると、突如急勾配が現れます。



おそらく一番の難所であろう急登です。

手すりのように埋め込まれた柵を使いながら一歩一歩確実に登ります。



右を見ると爆裂火口壁。





振り返ると先日仲間が登った西吾妻山。



後ろを見守っていてくれているような気がして急登も頑張れました。









急登を終えると眼前に広がる最高の姿。

要所要所でこういったご褒美があるため飽きずに登ることが出来ますね。




しばしの稜線歩きを楽しめます。





タイマーで写真を撮って戻る、みたいな(笑)




上から見た爆裂火口はこんなにも荒々しい。



ここにあったはずの小磐梯が水蒸気爆発で吹き飛び、今の裏磐梯の湖が出来上がった。


自然の脅威を肌に感じながらもこの稜線は心地よくて。


ご褒美の風景に足が止まり、自然とペースダウンしてしまいます。




3合目天狗岩。





そこからガレ場を抜けてまもなく4合目弘法清水というところであえて遠回り。


お花畑を迂回します。



お花畑といってもこの時期は花は無く、

それでもナナカマドの赤い実が晴天の青空にまぶしく輝いてました。





ぐるっとまわって弘法清水。







小屋があり、飲み物や食べ物、鈴やキーホルダーなどのお土産まで売ってます。




ここまできたら山頂まであと1合分。



しかしそう甘くなかった。。。。





大きい岩や木の段差が多く、確実に膝に来る急登が山頂まで続きます。


しんどかったー。

でも途中で見える景色は最高。



スノボでしか来たことの無いアルツ磐梯や猫魔スキー場。

まさか見下ろす日が来るとは思いもしなかった。







初冠雪はまだでしたが、霜が降りていて山頂はずいぶん冷えたんでしょうね。






そしてやっと。



着きました!!


感無量ですが、更に本当の山頂へ。






ここまで来るのに約2時間半。

途中景色に見とれてペースが落ちましたがそれでもまぁまぁのタイムですかね。







裏から登ると最後まで顔を見せない猪苗代湖もやっと拝むことが出来ました。




雲海に浮かぶ会津の山々。






山頂でコーヒータイム。






仲間から貰ったり、お揃いで買ったりしたギアの数々。

思えば色んな人に後押しされてここまで来ることが出来たんだなと実感。





天候にも恵まれて最高の景色、最高の気分を満喫できました。





ここでお会いした、広島から来られた女性の方に聞かれました。

『あのリボンをつけたような山は何?』と。






確かにスキー場がリボンのように見えますね。

これも登ってみないとわからなかった景色だな。

西吾妻山、リボンのように可愛らしい山ではないけれど(笑)

でもここを登った仲間のようにいつか自分も登ってみたいなぁ。







山頂に1時間ほど滞在して、後ろ髪を引かれながら下山を開始します。




あとは下るだけだと思ってましたが、登りとはコースを変えて

火口をぐるっと一周するコースを選んだのですが、コレが大正解。


やはり随所にビューポイントが多数あり、目を楽しませながら下山することができました。






途中、団体とも多くすれ違います。







左に向かう八方台登山口は磐梯山でももっともメジャーな登山道で、

片道2時間程度で山頂までいけるお手軽なコース。

なのでこちらから登ってくる人はとても多いようでした。



でも我々は右手。

裏磐梯登山口を目指します。











そしてここに、最高の景色がありました。






『銅沼(あかぬま)』です。


この景色を見た瞬間、鳥肌が立ちました。

なんという雄大な景色。

なんというコントラスト。

山頂でみた景色よりもどこよりも感動しました。


でも写真が下手で実際の10000分の1も魅力を伝えられない。。。




金属を多く含むせいで赤い色をした沼の水。

そしてその奥で突如エメラルドグリーンに変わる色。

金色の枯れ野原。

山肌の紅葉。

吹き上がる噴煙。

荒々しい岩肌。

無くなったことがゆうに想像できる形。

光でかすむ山頂。


こんな景色が、こんなところにあった。

登山口から見ればわずか1時間程度で来られるこの場所に。


まもなく山行を終えるその前に、最高のご褒美を貰うことができました。




この景色をしっかりと目に焼きつけて、再び歩き始めます。






元のスキー場に出て、桧原湖が「おかえり」と出迎えてくれました。





スキー場を下りきって、要した時間は2時間。

休憩時間を含めてジャスト6時間に及んだ初めての百名山登山は幕を下ろしました。




下山後、二人で昼食を取ってお別れしました。




登ってからこの記事を書くまでに10日以上経過してますが。

それでも未だ鮮明に思い出される銅沼からの景色。







この景色は、彼の目にはどう写ったのでしょう?


どんな表情で、この景色を見たのでしょう?


背中からは推し量ることは出来ませんが




自分は



この人がいたから多くの出会いがあって、



この人がいたから登山を始め、



何度も、何度も、一緒に登りたいと言ってくれたから、



だからこそ今回の景色があったのだから



自分からは



感謝の言葉しかありません。





本人には面と向かっては言いませんが(笑)



この最高にカッコいい背中に向かって・・・





ヒロスさん、最高っス!!!
ありがとうございました!!!







おしまい。




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