福島市内から磐梯吾妻スカイラインを進むとやがて見えてくる不動沢橋。
そこの手前にある駐車場に車を停めて、いそいそとレインウェアを着込んで出発!!
ちなみに、こんな天気ですから、駐車場には他の車はまったくありませんでした(笑)
今回は吾妻連峰の一角を成す『一切経山』。
雨ハイクは初めてですし、無謀かなと思いつつもこれ以上酷くはならないだろうと軽い気持ちで向かいました。
本来ならスカイラインをもっと進んだ浄土平からのアプローチで1時間20分程度で登れる山ですが、
現在は噴火警戒レベルが上がっているため通行できません。
でも、見てみたい景色があったので不動沢登山口からのチャレンジとなりました。
早速小さな沢を渡って登山道を進みます。
とにかく道が狭い。
細い上に、溝のようになっているためすれ違うのは難しいような気がします。
でも今回は下るまで誰一人としてすれ違うことはありませんでしたが(笑)
登り始めたら案外木が雨を遮ってくれるんじゃないかと思ってましたが、
完全にあてが外れました。
登山道の上まで張り出した枝は少なくほとんど雨を防いではくれませんでした。
雨のせいで狭い道が川のようになってます。
完全に雨は防げずにだんだんと体が濡れてきます。
しかもなかなか景色に変化がないので疲労感だけがどんどんたまって行きます。
ちょっと道が開けたのでやっと水を避けながら歩けます。
こんな木が根から倒れるって一体どんなことがあったんでしょうね??
ちょっと景色に変化が。
普段なら問題ないんですが、雨で滑るので一歩一歩気をつけて渡りました。
またしても川のような道が。
慶応山荘、この日はお休みでした。
あれ、なんか、雪が。。。。
何日か前に降ったんだと思います。
でもこの辺りからやっと空が開けてきて
大根森に到着。
山頂は全く姿を見せてくれません。
ちょっと風も出てきました。
天気が良ければ他の山々が綺麗なんだろうなーと想像しながら小休止。
雨ですがいつも通り遊びます。
雪もだんだん多くなってきて滑らないように気をつけながら進みます。
いよいよ、稜線の手前です。
登りきった瞬間、突風と共に突如姿を現した魔女の瞳。
福島に3つある五色沼のひとつですが、魔女の瞳という通称があり、
山頂から沼を見ると吸い込まれそうな青色を称えた沼なのですが
残念ながら霧(雲?)が濃くなかなか全景を見ることができません。
一瞬、見えた時になんとか撮影できました。
あとは、山頂から拝みたいのだけれど。。。。
山頂は未だ見えず。
しかも魔女の瞳と対面した瞬間に暴風とともに振り出した雪。
否応なしに濡れた体を冷やし、体温を奪って行きます。
寒気と共に恐怖を感じてしまい、山頂を目指すことを躊躇してしまいました。
数分間、魔女の瞳と対峙しながら自分と語りあい。
下山することにしました。
このまま登ってもおそらく眺望はよくならないだろう。
山頂から魔女の瞳は拝めないだろう。
そして、暴風と雪の中、知らないルートを通るのも危険だろうと判断しました。
魔女に対抗する力量はまだ持ち合わせていませんでしたね。
大岩に来年また来ることを伝えて、来た道を戻りました。
不動沢登山口から五色沼まで約1時間40分、下り1時間ちょっとの短時間ハイクでした。
不完全燃焼でしたがそれもまた登山。
引き際が肝心だと思いますし。
そもそも力量が伴っていないことはしないほうが良いですよね。
もっとスキルをつけたいですねー。
頑張ります。
おしまい。
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